四国カルストにある源氏ケ駄馬(げんじがだば)
愛媛県西予市大野ヶ原にある源氏ケ駄馬は標高1,400mの石灰岩のカルスト台地です。
その昔、無数にある石灰岩を見た平家が白馬に乗った源氏と見間違えたと言い伝えられて
源氏ケ駄馬と呼ばれるようになったそうです。
途中まで車で上がることができ車が10台くらい停められる駐車場があり、駐車場からは徒歩で20分くらいで頂上へ行けます。
頂上まではなだらかな遊歩道も整備されているので、お散歩気分で頂上を目指して行けます。
天狗高原からも標高が同じくらいなので、なだらかな高原になったこの源氏ケ駄馬が良く見えます。
源氏ケ駄馬の頂上めざして遊歩道を登って行く
遊歩道はなだらかな坂道で四国カルストの山に囲まれながら歩いて行けるので見晴らしが良く
軽いトレッキングにもおすすめです。
源氏ケ駄馬の頂上ではお山の大将気分が味わえる
頂上へ行くと周囲は360℃山に囲まれてお山の大将気分を味わえます。
思わず山に向かって「ヤッホー!」と言いたくなるほど気分爽快です。
頂上にはお寺のお堂があります。
頂上自体は平くなっているのですがあまり広くはないです。
石もゴロゴロしている地面なのでここでお弁当とかを食べるのはちょっと難しそうです。
頂上からは大野ヶ原方面が一望できます。
大野ヶ原という地名は愛媛県の久万の豪族大野氏と土佐の長宗我部元親との戦いで
激戦の地だったところから大野ヶ原という地名になったそうです。
大野ヶ原って高知県とも何らかの関わりがあるところなんですね。
下の方に小松ケ池と龍王神社も見えています。
空気もきれいだし、景色もきれいだし、四国カルストの雄大な自然を満喫できます。
平家が源氏の白馬と見間違えた石灰岩
これが、白馬と見間違えた石灰岩ですね。
なるほど至る所に大きな白っぽい石灰岩があります。
源氏ケ駄馬の麓、龍王神社にある小松ケ池
源氏ケ駄馬を望む大野ヶ原に龍王神社には小松ケ池というのがあります。
「その昔、土佐の米商人小松の娘は、財産を増やすために父親が不正を行っていることを知っ
てしまい、悲しみのあまり池に身を投げた娘が龍となり、池の主となった」
という言い伝えがあります。
この池は世界的にもめずらしいドリーネによって水がたまった池ジュンサイが自生しています。
龍王神社のご祭神は水を司る竜の神様として信仰を集めています。
海から離れている高山地の神様であるにもかかわらず、漁業・商売繁盛などの
神様としてご利益があり海難・干ばつ除けにもご利益があると言われている
源氏ケ駄馬の麓にあるとても珍しい神社です。
源氏ケ駄馬と一緒に訪れてみてください。
源氏ケ駄馬へのアクセス
- 住所:愛媛県西予市野村町大野ヶ原
- アクセス:西予宇和インターより車で1時間30分
- 天狗高原から県道383号線を西へ15kmくらい
- 駐車場:あり