徳島県海部郡美波町日和佐の海岸沿いに大きな岩が波の浸食によってできた穴が開いているえびす洞と言われるところがあります。
またその近くには砂浜が約500mほど続くうみがめの産卵地にもなっている大浜海岸があります。
えびす洞
道の駅日和佐から10分ほど車で行くと「奇勝 えびす洞」と書かれた石碑があります。
徳島県の南に位置する美波町日和佐は、四国霊場23番札所の薬王寺があり札所巡りをするお遍路さんにも広く名の知れたところです。
えびす洞は美波町日和佐の海沿いに面したところにあります。
この石碑の前あたりの道沿いに車が3,4台ほど駐車できるスペースがあります。
ここがえびす洞に降りていく入口です。
少し坂道になっていて、落ち葉がたくさんあるので滑りやすいので気を付けて降りていきましょう。
坂道になっているところを降りた先が三叉路になっていて左側と右側に階段があります。
左側にある階段は後でぐるっと回ってきた帰り道と合流する地点です。
三叉路の右側の階段を降りていくと波の音が聞こえてきて海が見える景色が広がっています。
幅の細い遊歩道からきれいな海の水と砂浜が見えます。
すぐ下の大きな岩を降りていくとこの砂浜に降りることもできます。
えびす洞の大きな穴
さて、いよいよえびす洞と言われる大きな穴に到着です。
遊歩道から見ると「これが?」という感じですが、海側から見るとかなり大きな穴のようです。
![](https://www.awanavi.jp/wp-content/uploads/life/20263_26612_img.jpg)
近くの日和佐港からはこのえびす洞を海側から見られる観光遊覧船も出ています。
![](https://umigame-marine-cruise.com/wp-content/themes/umigame-marine-cruise1.0.0/assets/images/ogp.png)
乗船料金も2000円とリーズナブルな価格で40分のクルージングが楽しめます。
えびす洞の岩のてっぺんへ続く階段を上って絶景を見よう
えびす洞の穴の前を通り過ぎると岩肌に沿って長い階段があります。
えびす洞がある岩のてっぺんまで続く階段です。
高さ50mと言えども階段を登るのは、普段の運動不足を反省しつつ体力、気力が必要かも?
この階段166段ありました。
ここまで階段を上がりきると眼下に大浜海岸が広がる絶景を見ることができます。
えびす温泉「ホテル白い燈台」も見えています。
えびす神社
階段を登り切ったところから遊歩道を少し歩いて行くと展望所があります。
ここから見える景色もまさに絶景です。
ぼんやりと景色を眺めのもいいしお昼時ならお弁当を食べるのもいいですね。
その横の一段下がったところに恵比寿神社と書かれた鳥居と祠があります。
帰り道はぐるっと一周して帰る
恵比寿神社を通り過ぎて今度は階段や坂道を下っていきます。
海が少し見えてきました。
この辺まで来るとぐるっと周ってきたって感じがわかります。
階段を降り切ったところに橋が架かっています。
この橋を渡ると木の鳥居があります。
その前に、橋の上からもとっても眺めがいいです。
えびす洞の真ん前にある遊歩道が見えています。
という事はあの遊歩道の上でくるっと後ろを振り向けばこの橋が見えていたのです。
この木の鳥居は行くときに三叉路の所から左側の階段の上の方にこんな感じに見えていました。
行くときの階段を思えば次回はここから上がっていってもいいかもしれません。
大浜海岸
えびす洞の近くにはアカウミガメの産卵地で有名な大浜海岸があります。
大浜海岸は1967年にウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定されました。
海岸の前にはアカウミガメを飼育している「日和佐うみがめ博物館カレッタ」があります。
日和佐うみがめ博物館カレッタは子ガメの水槽や大ガメのプールなどもあり間近でウミガメを見ることができる全国的にも珍しいウミガメ専門の博物館です。
しかし現在は2025年の夏頃までリニューアルオープンに向けて休館になっています。
ウミガメの動画
日和佐うみがめ博物館カレッタでは2匹の大ガメを飼育しています。
ゆったりとプールの中で泳ぐウミガメの動画をお楽しみください。
えびす洞へのアクセス
えびす洞へ行くには、道の駅日和佐から2,3㎞ほど海の方へ車で走ります。
途中に大浜海岸に出る手前の八幡神社の大楠があるところを左折し海沿いの道を行きます。
えびす洞温泉の「ホテル白い燈台」の前を通り過ぎて車で1分(700mくらい)です。
- 駐車場:あり(無料)