四万十川の河口から上流までの四万十川流域の風景を八十八カ所を巡る地図を元に四万十川中流の水辺25番勝間の沈下橋(四万十市)から国道441号線を西土佐町方面(上流)に向かって28番口屋内沈下橋と36番岩間の沈下橋をご紹介します。
勝間沈下橋
四万十川河口から数えて3つ目の沈下橋になる勝間沈下橋は四万十水辺八十八ヵ所めぐりの中流の水辺25番になります。
1965年にできた勝間沈下橋は半世紀以上が経っており橋の長さ171.4m橋の幅4.4mあります。
2003年公開の映画「釣りバカ日誌14」のロケ地にもなっています。
勝間沈下橋は橋の幅が4mほどあるので日中は結構な頻度で車が通ります。
ほかの沈下橋でも時々見かけることがあるこのような車が来た時に退避するところがないので中型のトラックとかと沈下橋の上ですれ違ったりするととっても危険です。
私も沈下橋の上で実際にすれ違ったときには川に落ちるかと思ったくらい怖かったです。
気をつけましょうね。
口屋内(くちやない)沈下橋
四万十の水辺八十八ヵ所めぐり中流の水辺28番は口屋内沈下橋です。
1955年の架けられた沈下橋で70年近くも経っており橋の長さ241m幅4mあります。
沈下橋の河原は無料のキャンプ場になっていて四万十川自慢の透明な川の水が流れています。
この口屋内沈下橋は車で渡ることができます。
沈下橋を渡って左方向に行くと道が二手に分かれています。
右に進むと黒尊(くろそん)渓谷へ行くことができ左に行くとくるっと回って、もと来た国道441号線に戻ります。
黒尊(くろそん)渓谷は高知県内の紅葉スポットの中でも有名なところなので機会があれば訪れてみたい場所ですね。
途中にある小さな橋の上からは黒尊(くろそん)渓谷から流れてきた黒尊川のきれいな川の水が四万十川に合流しています。
中半(なかば)休憩所
口屋内沈下橋から四万十川を上流にさかのぼっていくと中半(なかば)休憩所があります。
四万十の水辺八十八カ所めぐり中流の水辺35番になります。
四万十市からは約25㎞くらい離れており、道の駅よって西土佐まで10㎞ほどあります。
ちょうど真ん中で中半(なかば)というのかと思ったらそうでもないようです。
中半休憩所の向かい側にはトイレもあり、休憩所の東屋からは木々が生い茂ってなければ四万十川が見えます。
苦手な人は要注意。
トイレもあり、休憩できる東屋もあるのでここでお弁当でも広げて・・・とおすすめしたいところですが、ちょっとマイナスイメージなお話を。
昨年の夏に小さいですがシマ蛇がトカゲをガッツリ食しているところに出くわしたので苦手な方は夏場の石垣付近には特にご注意ください。(写真は苦手な人がいるかと思うのであえて載せません)
自然をあるがままに楽しむと言う事はそういった場面にも出くわしてしまいますので仕方がないことなのですね・・・・。
岩間(いわま)沈下橋
四万十の水辺八十八カ所めぐり中流の水辺36番は岩間沈下橋です。
周りの自然風景に溶け込んだようなこの景色はよく見る観光ポスターやカレンダー、テレビコマーシャルなどでも使われました。
岩間沈下橋は四万十川の下流からさかのぼって中流の一番奥にある沈下橋です。
岩間沈下橋のある河原はキャンプ場にもなっています。
沈下橋が沈下?
1966年にかけられたこの岩間沈下橋は2017年11月に老朽化の為四万十川の流れに耐え切れずにⅤの字に曲がってしまいました。
3年5ヶ月の年月をかけて2021年4月には無事復旧工を終えることができました。
この光景はやはりショックですよね。
岩間沈下橋は橋の長さ120m幅3.5mあり、現在では通常に車で渡ることができます。
この沈下橋を過ぎると四万十川の上流方面に向かいます。
勝間沈下橋から岩間沈下橋までのアクセス
勝間沈下橋から岩間沈下橋までは距離にして約14㎞ほどですが、四万十市から上流に向かって国道441号線を進む際は道路の幅が非常に狭い箇所がいくつかあります。
対向車との行き違いなどに注意して運転してくださいね。