四万十の水辺八十八カ所めぐり【上流】58番堂の口開け祭りと64番仲間沈下橋

四万十川流域の風景を八十八カ所を巡る地図を元に水辺の景観を楽しむことができる場所を紹介しています。

この記事では四万十川上流の水辺大きなわらじが目印の58番堂の口開け祭り(津野町)から国道197号線を梼原町方面に向かって四万十川流域の原風景が残る64番仲間(なかいだ)沈下橋をご紹介します。

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堂の口開け祭り

国道197号線を走って行くと大きなわらじが国道沿いに見えてきます。

四万十の水辺八十八カ所めぐり上流の水辺58番になっている堂の口開け祭りで飾られる大きなわらじです。

堂の口開け祭りとは高知県津野町の宮谷地区の明王寺(薬師堂)の開帳日に合わせて大きなわらじを作ると言う古くからの伝統行事です。

口開けと言うのは年の初めに神仏の行事を始めるという意味だそうです。

宮谷地区では金剛ばっこと言われる大きなわらじを毎年2月の最終日曜日に地区の人たちが総出で作ります。

出来上がった大わらじは次の年の口開け祭りの一週間前まで地区の入り口に無病息災を願い魔除けとして飾られます。

なぜ、大わらじが半分なの?

よく見るとわらじが半分くらいで作り終えられています。

わたし
わたし

全部作ってしまうと地面にくっついてしまうからね・・・?

そうではなくて、『ここにはこんな大きな足の大男が住んでいるぞ!』と想像さして悪い魔が入ってこないようにわざと土踏まずのあたりまでしか作られていないのです。

いつも国道197号線を通る時にこの大きなわらじを見てはいたのですが、近くで見てみるとすごく大きいのがわかるし、なぜ、ここにわらじを飾ってあるのか地区の伝統行事だったりだとかがよくわかります。

仲間(なかいだ)沈下橋

国道197号線を雲の上温泉を過ぎて仲間(なかいだ)トンネルを抜けると大正町方面に行く県道26号線との三叉路があります。

そこからさらに5分くらい進むと左側に仲間(なかいだ)沈下橋があります。

仲間(なかいだ)沈下橋は四万十の水辺八十八カ所めぐり上流の水辺64番です。

長さ42m、幅は1.5mしかありませんので仲間(なかいだ)沈下橋は四万十川流域の沈下橋では橋の幅が一番狭い沈下橋です。

軽自動車でなら渡れると言う事ですが・・・。

仲間(なかいだ)沈下橋は軽自動車くらいなら渡れると言うことなのですが・・・

う~~ん、渡った先は田んぼか山へ続く道しかないので(たぶん、行き止まり?)

車で渡ってどうするかな?

わたし
わたし

車が回せんかったらバックで帰るが?そりゃぁ無理やろ!

そんなことしよったら車ごと落ちるきねぇ~!!

って感じなので、軽自動車とは言え仲間沈下橋は車では渡らない方がいいです。

沈下橋の下を流れる川は四万川で下流の方で梼原川と合流しています。

緑に囲まれたのどかな田舎風景です。

この自然な原風景をいつまでも守りたいですね。

堂の口開け祭り(大わらじ)から仲間沈下橋までのアクセス

須崎インターを降りて197号線を梼原町方面に仲間沈下橋までは1時間くらいです。

堂の口開け祭り(大わらじ)のところと仲間沈下橋では駐車場はありませんのでご注意ください。