高知の雨の日は仁淀川の沈下橋を見に行こうと思って【仁淀川編】 

6月梅雨の時期に国道194号線沿いを流れる仁淀川の沈下橋へ行って見ると雨の中の沈下橋はとても幻想的でした。四万十川にかかる沈下橋は観光客からも人気の場所となっていてTVなどでもいくつか紹介されているので全国的にも名を知られていますが実は、仁淀ブルーでも知られている仁淀川にも沈下橋があるんです。

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沈下橋って?

そもそも沈下橋(ちんかばし)と言う呼び名は高知県独自の呼び方なのでしょう。

沈下橋と言うのは、大雨などが降って洪水などで川の水が増水した際に川の下に沈んでしまう橋のことを言います。

また、沈下橋には橋の欄干がないため、上流から流れてきた流木などが橋にひっかかったりしないように川の水中に沈んでしまうように作られています。

佐川町の黒岩地区にかかる沈下橋

高知県には約70ケ所前後の沈下橋がありますが、川を挟んだ周辺地域の人々は現在でも生活の一部として利用しています。

名越屋(なごや)の沈下橋

名越屋(なごや)の沈下橋は伊野町から国道194号線を仁淀川の上流に向かって行くと一番最初に見えてくる沈下橋で、高知市から一番近い沈下橋です。

小雨日和の沈下橋も、こんな幻想的な風景を見ることができます。

下から見るとこんな感じ。

歩いて渡っている時に車が走ってくると歩行者が退避できるところがあります。

ここの名越屋(なごや)の沈下橋にはこういった歩行者が退避できるところがあるので危なくないですが

こんな風に橋の幅が車幅ギリギリで車が来ても歩行者が退避できない沈下橋もあるので歩いて渡る時は車には十分にご注意してください。

片岡沈下橋

名越屋(なごや)沈下橋から国道194号線をさらに仁淀川沿いを上流に遡って越知町の方へ行くと片岡沈下橋があります。

昭和43年(1968年)い完成した片岡沈下橋ですが、半世紀以上たった今でも地域の大切な生活道の一部となっています。

浅尾(あそお)沈下橋

片岡沈下橋から更に奥へ行くと鎌田(かまいだ)地区にある浅尾(あそお)沈下橋があります。

2021年にアニメ映画の舞台にも使われていたので今でもたくさんの人が訪れています。

 

静かな山あいの中に住む集落の人々の大切な生活道としてここの浅尾(あそう)沈下橋は、現在も活躍している沈下橋です。

浅尾(あそう)沈下橋から奥へ行くと川の流れが急激なところがあります。

地図で見ると川の地形が大きなカーブ状になっています。

ちょうど行った時に雨の中でラフティングをしていました。

ここまで来る途中にラフティングをガイドしてくれるところで『有機高揚』と言うところがありました。

「こんな雨の中でもラフティングしてるんだなぁ・・・」と見ていると

こちらに気が付いてみなさんが手を振ってくれました。

しばらく眺めているとラフティングボートは霧に包まれて行きました。

有機高揚さんの詳細(仁淀川でラフティングガイドをしてくれるところ)

  • 住所:〒781-1321 高知県高岡郡越知町鎌井田 本村852-2
  • 電話:070ー1047ー0248
  • URL:https://www.yukikoyo.com/

中仁淀橋(沈下橋)

越知町の中心地近くにある沈下橋です。

ここの中仁淀橋(沈下橋)は橋の幅も広く割と大きな沈下橋になっています。

橋の前にバス停がありました。

バス停の名前が「沈下橋」とだけ書かれているのが何ともユニークです。

この中仁淀橋は歩行者と車両が分かれていて高知県内にある沈下橋としてはとてもめずらしい沈下橋です。

YouTubeで配信しています。

雨の日と風の強い日と記事内で紹介している沈下橋の動画です。

興味を持たれた方は覗いてみてください。

仁淀川にかかる沈下橋へのアクセス

今回は「名越屋沈下橋」・「片岡沈下橋」・「浅尾沈下橋」とご紹介しました。

他にも仁淀川にかかる沈下橋はいくつかありますので機会があれば晴れの日でも雨の日でも訪れてみてください。

高知県伊野町から越知町を流れる仁淀川にかかる主な沈下橋の場所です。

 

最後に沈下橋の恐怖

仁淀川にかかる沈下橋をいくつかご紹介しましたが、沈下、沈む橋と言われるとおり写真のように大雨や台風の後など、川の水が増水しています。

 

無理やり車や自転車で渡って流されたなんて事故も実際に過去に何度か起こっています。

橋が沈んでいるときには決して無理に渡ったり、近づいたりしないようにしましょう。