大瀧(オオタビ)の滝は高知県いの町から国道194号線を寒風山方面(愛媛県側)へ向かって途中にある県道40号線(石鎚公園線)の旧:本川村に入り車で30分ほど行くとあります。
大瀧(オオタビ)の滝は毎年凍るの?
大瀧(オオタビ)の滝は通称「氷室の滝」とも呼ばれています。
藩政時代に毎年凍る氷を切り取って、手箱山にある氷室で保存して夏には高知城の藩主に献上していた歴史が残っています。
手箱山には氷室番所の跡も残されています。
そして、現在でも毎年手箱山に登って氷を切り取り夏まで氷室で保存しておいて、高知県の知事まで届けています。(お殿様に献上と言うわけではないですが)
大瀧(オオタビ)の滝のあるいの町寺川周辺は標高が約600mあるのですが、1月頃から2月中旬頃までは高知県内の中でも毎年雪が降って道路が凍ったりします。
この日の気温は、0度からマイナス1度に下がって滝の前の展望所にある木の椅子にドンドン雪と言ううかあられが積もり始めました。
滞在時間は約5,6分と言うところかな。
最初にここへ到着した時は、雪もちらつく程度でしたが
なんか発泡スチロールの粒々みたいなあられがドンドン降ってきました。
さすがに、フリースの上着一枚じゃ寒い!
冬にこの辺に行くときは防寒対策もしっかりとね。
松本直吉の墓
大瀧(オオタビ)の滝へ行く途中の越裏門の県道沿いに松本直吉と言う人のお墓があります。
どうした人かと言うと
藩政時代にこの周辺の山もやはり、御留山として土佐藩が管理していた山でした。山には立派な杉やヒノキがあった為、他の藩(今では他県とも言う)から再々狙われ、盗伐を防ぐために見張り役として松本直吉は命ぜられました。
ある時、松本直吉は一人で盗人を取り押さえようとしましたがあえなくその盗人に命を絶たれてしまいました。
倒れているところを村人によって発見された松本直吉はその後、この地に手厚く供養されました。
県道脇にしっかりした階段があります。
階段を上がりきると松本直吉の墓石と湯吞みが置かれています。
この県道を何度も通ったことがある人でもなかなか気が付かない、目にも留まらない、むしろサーっと通り過ぎてしまうような場所でしかも誰?それ、って感じかもしれないけれど
江戸時代から令和の時代を通して今でもこの地域の人が供養しているんだなぁと思うと歴史を感じます。
越裏門(エリモン)から見えるUFOライン
越裏門(エリモン)と言うところあたりはちょうどUFOラインの真下あたりの県道沿いにあるので越裏門(エリモン)橋からは雪景色のUFOラインが見えます。
この辺りくらいからは気温は0度を切るほど寒いです。
よく見るとこの砂防ダムは、凍っているのです。
県道40号線(石鎚公園線)は12月頃からは雪や凍結の為の通行止めとか、通行規制が行われていることがあります。
冬道の車の運転などはご注意を!
大瀧(オオタビ)の滝へのアクセス
- 住所:〒781-2605 高知県吾川郡いの町寺川
- 駐車場:あり(無料)
高知市からいのインターで降りて国道194号線へ入りいの町から約1時間半くらいです。