四万十川の源流地から河口までの四万十川流域の風景を八十八カ所を巡る地図を元に水辺の景観を楽しむことができます。この記事では四万十川上流の水辺81番久万秋の沈下橋(中土佐町大野見)から県道19号線を津野町方面に向かって85番高樋の沈下橋などをご紹介します。
久万秋沈下橋
中土佐町の七子峠から県道19号線を大野見方面に行くと四万十川に架かる久万秋沈下橋が見えてきます。
中土佐町大野見の久万秋地区から奈路地区に架かる久万秋沈下橋は四万十の水辺八十八ヵ所めぐり上流の水辺81番です。
沈下橋の下を流れる川は四万十川で近くの天満宮前キャンプ場の前も流れています。
橋の長さ49m、幅3mあり、車で渡ることができます。
行ったときはちょうど雨が少ない時期だったため、沈下橋のすぐ下まで降りて行けました。
大きな石が階段状に川に向かって並べられています。
橋のすぐ下まで降りて行ける沈下橋は、あまり見かけないので川の水が少ない時に橋の下の方まで降りて行ってもいいのですが、河原自体はあまり広くないので水量が多い時は危険なのでご注意ください。
橋の下からのぞくとまた違った景色が見えます。
橋の下からと上から見えているのは中土佐町方面へ行く県道19号線です。
反対側は奈路地区方面でこの山の奥に上流の水辺83番の「島ノ川渓谷」があります。
きっと四季折々の美しい自然美が見られるでしょう。
久万秋の湧水
久万秋沈下橋を津野町方面に向かって5分くらいの所に82番の久万秋の湧水があります。
土佐の名水40選にも選ばれている湧水で口当たりまろやかな軟水で飲みやすいです。
久万秋の岩の間から染み出た湧水で真冬でも枯れたことがないそうです。
無料で汲むことができるので行かれるときはペットボトルかポリタンクなどあれば重宝します。
久万秋の湧水を汲む時は危険?
何が危険かと言うと久万秋の湧水が出ている真ん前の道はちょうど道路の幅が車一台分しかありません。
しかも平日であればダンプカーとかの大きな車も頻繁に通るので大変危険です。
久万秋沈下橋から湧水の所までは道路が広いので手前の少し広いスペースに車を止めて湧水を汲むことをお勧めします。
高樋沈下橋
四万十の水辺八十八ヵ所めぐり上流の水辺85番は川岸にはのどかな田園風景が広がる自然豊かな環境の中にある高樋(たかひ)沈下橋です。
高樋沈下橋は津野町にある四万十川の源流から約18㎞ほどの地点にあり四万十川本流の一番最初にかかる沈下橋です。
道路幅は広いのですが駐車場としてのスペースは見当たらないので県道わきの少し広い所に車を止めて沈下橋までは歩いて行きます。
沈下橋へ降りて行く舗道があり、車は通れません。
きれいに整備されていますが、柵が途中までしかないので川に落っこちないようにご注意ください。
川を覗くとかなり深そうです。
沈下橋の下は依然あった堰が残されています。
橋の長さ32m、幅1.5mあります。
県道が広くなったところにはお手洗いも設置されています。
東屋で休憩?
高樋の沈下橋から県道19号線を津野町方面に進んでいくとトンネルが見えてきます。
トンネルの左側にある旧の県道19号線を進んで行くと「もみじ公園」と書かれた所に東屋があります。
とても静かなところで景色も最高です。
お天気が良ければここでお弁当を食べるのもオススメです。
久万秋沈下橋から高樋の沈下橋へのアクセス
久万秋沈下橋から高樋の沈下橋までは7㎞ほどでゆっくりと見ても移動時間はあまりかかりません。