旧魚梁瀬森林鉄道の面影残る二股橋(ふたまたばし) 高知県安芸郡北川村

高知県の東部にある北川村から国道493号線をさらに進むと旧魚梁瀬(やなせ)森林鉄道施設の一つ二股橋(ふたまたばし)があります。

二股橋(ふたまたばし)は昭和15年建造の日本で最大級と言われる無筋コンクリートの橋です。

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二股橋(ふたまたばし)の歴史

無筋コンクリート二連アーチ橋で作られた二股橋(ふたまたばし)は

橋の長さ:46.5m、橋の幅:約20mあります。

かつて日本が戦争中に鉄材を使うのに制限されていた時代に建造されたは二股橋(ふたまたばし)はその当時の地元住民の手によって施工された橋なのです。

二連アーチの優雅な形状は周辺の自然風景とよくマッチしていて地元地域では『二股のめがね橋』の愛称で親しまれています。

旧魚梁瀬(やなせ)森林鉄道は昭和38年に廃線となり今では県道の一部となっていて当時の鉄道橋の姿が残された二股橋(ふたまたばし)はそれまでの歴史を物語っています。

魚梁瀬森林鉄道と魚梁瀬杉の歴史

二股橋(ふたまたばし)を渡るとゆずの村・馬路村と魚梁瀬ダムがあり、やなせ杉で有名な千本山へと行くことができます。

馬路村魚梁瀬地区にある千本山は日本でも数少ない杉の天然林として長宗我部元親時代より残されており現在では秋田、吉野と並んで日本三大美林の一つに数えられています。

その魚梁瀬杉を運搬するため明治時代に魚梁瀬森林鉄道が開設されました。

5つの町村を走る魚梁瀬森林鉄道は総延長250kmにも及び、その当時では国内最大規模の森林鉄道だったそうです。

 

 

二股橋(ふたまたばし)へのアクセス

    • 住所:〒781-6453 高知県安芸郡北川村二又
    • 駐車場:あり(無料)