四万十の水辺八十八カ所めぐり上流の水辺74番の家地川(いえじがわ)取水堰は完成が昭和12年と言う80年以上の歴史がある取水堰です。
家地川公園として春には多くの人がお花見に訪れる桜の名所にもなっています。
家地川(いえじがわ)取水堰
昭和12年に発電所として完成した家地川取水堰は佐賀取水堰または家地川ダムとも呼ばれています。
取水された水は黒潮町の伊与木川まで水路トンネルを通って運ばれます。
満水位標高175m、総貯水容量881,9㎥あり、堰堤の長さ約112m、高さは約8mあります。
堰堤の高さがダムの基準を満たしていないのでダムのようだけどダムとは言えないそうです。
堰堤は歩いて向こう側まで行けます。
堰堤の上から見える上流側にはたくさんの川の水がせき止められています。
行った時にはちょうど堰のゲートが少し開いて放流していました。
ものすごい音とともにすごい勢いで川の水が流れています。
大きなダムだと放流していても堰堤の上からでは見えにくいのですが、家地川取水堰は高さがあまりないところから見えるのでかなり迫力があります。
魚道も勢いよく水が流れています。
広い駐車場
駐車場はやや広めですが、桜が咲くころになるとここの駐車場は車でいっぱいになります。
桜の名所としても有名
毎年3月の下旬ころから高知県内では桜が咲き始め、家地川取水堰のそばにある家地川公園内では毎年約300本の桜が咲き誇ります。
せき止められた川面に映える満開の桜は息をのむほどの美しさを見せてくれます。
桜が咲く時期には機会があればぜひ訪れて見てください。
「家地川桜まつり」も行われていますが、開催の有無や日程などは毎年変更になるようなので事前に問い合わせる事をお勧めします。
家地川取水堰へのアクセス
- 住所:〒786-0064 高知県高岡郡四万十町家地川51
- 駐車場:あり(無料)
地図上では『佐賀取水堰』となっています。