四万十川は高知県梼原町にある不入山(いらずやま)に源水を持つ四万十川は高知県四万十町窪川から四万十町大正方面に向かう国道381号線沿いに流れています。
四万十町窪川から大正町をすぎて国道441号線の四万十市西土佐町方面までの国道381号線沿いにある四万十川流域にある沈下橋へ行って見ました。
若井沈下橋
四万十町窪川駅から国道381号線に入るとまず最初に見えてくるのは若井沈下橋です。
窪川駅から次の駅の若井駅までは車で10分ほど行くと国道381号線の沿線からも若井沈下橋が見えます。
向弘瀬沈下橋
向弘瀬沈下橋は国道381号線からは見えませんが、車で沈下橋まで行くことができ橋を渡ることもできます。
向かい側にある弘瀬と言う集落との往来に大切な生活道にもなっています。
4t以下の車なら通行可能です。
夏になると向かい側の河原では子供たちが川遊びを楽しんでいます。
向こう側に見えているのは予土線の線路です。
上宮沈下橋(じょうぐうちんかばし)
上宮(じょうぐう)沈下橋は、国道381号線を走っていくと見えてきます。
対岸の上宮集落へ渡る沈下橋です。
向山(むかいやま)橋(上岡沈下橋)
向山橋となっていますが、地域の方々からは上岡沈下橋と呼ばれています。
この上岡沈下橋はこれまでの沈下橋とは形状が違い川の流れが急流な為
橋の形状が曲線状になっているんです。
沈下橋ってどれも同じ形状なのかと思っていたら違ってたんですね。
こう言う細かな違いは実際に近くに行ってみないと気付かないです。
沈下橋の下を流れるこの川(四万十川)が大雨などで増水するんです。
そうなれば、まさに自然の脅威です。
新谷橋・茅吹手(かやぶくて)沈下橋
茅吹手(かやぶくて)沈下橋は道の駅「四万十大正」を過ぎて国道381号線沿いに
あるジップラインができる道の駅「四万十とおわ」に行く途中にあります。
新谷橋となっていますが、向かい側の集落の茅吹手(かやぶくて)の地名と同じ名前の
茅吹手(かやぶくて)沈下橋と呼ばれています。
この辺りは四万十川の中流域になっていて岩場も少なく比較的川の流れも緩やかなので夏場になると家族連れなどでキャンプや川遊びで賑わいを見せています。
1997年にJRのフルムーンのポスターに採用された沈下橋だそうです。
長生(ながおい)沈下橋
長生(ながおい)沈下橋は国道441号線にある道の駅「よって西土佐村」まで3㎞というところにあります。
流れも穏やかなので国道381号線から沈下橋を渡ったところはキャンプ場になっていて水道などが完備されています。
河原も砂地で広いスペースもあるので夏場になると家族連れなどがたくさん訪れて川遊びやキャンプなどで賑わいます。
川の流れが急ではないかとか、水位が上昇していないかなど安全を確認したうえで沈下橋から飛び込んで遊んでもいいみたいです。
たまに通る予土線の列車にも出会います。
国道381号線沿いのこのあたりは春になると沿道にある桜が一斉に咲いているので夏場だけでなくても桜の咲く時期にも楽しむことができますよ。
沈下橋を見る・渡る時の心得
こちらの沈下橋のように車が来たら、退避するところがある沈下橋もあれば・・・・
このように退避できる場所がない沈下橋もあるので、歩いて渡るときなどは車などに十分注意をして渡ってください。
実際、写真の勝間の沈下橋を歩いて渡ってた時に2t車くらいの車が来てすれ違う時に非常に怖かったことがありました。
沈下橋はその名の通り川の増水などで水中に沈んでしまう橋です。
台風や、大雨の後などは川の水が増水していたり、また水の流れも勢いがあったりするのでそういう時は決して近づかないようにしてください。
動画が見れます(限定公開)
この記事に書いていない沈下橋の動画です。興味を持った方は覗いてみてください。
最後に…
高知県内の西の地域では主に仁淀川や四万十川などが流れています。
その川の流域には川を挟んで点在する集落があり、沈下橋は対岸の集落と集落を行き来するのに昔から大切な役割を果たしています。
ほとんどの沈下橋が半世紀ほどたっており、これまでに大切な役割を果たし長い歴史を歩んできました。
そんな思いなども馳せながら高知県にあるそれぞれ趣のある沈下橋を訪れてみてください。
四万十川流域にある主な沈下橋の場所です。