四万十の水辺八十八カ所めぐり【上流】55番八百とどろから52番久木の森山風景林

梼原町から四万十町大正へ続く国道439号線にある四万十川上流の水辺55番八百とどろ(梼原町)と四万十町の四万十川流域にある54番下津井のめがね橋・53番津賀ダム・52番久木の森山風林景と四万十の水辺八十八ヵ所めぐり上流の55番~52番をご紹介します。

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八百とどろとは?

八百とどろは、四万十の水辺八十八ヵ所めぐりでは上流の水辺55番になります。

梼原町の上流の方から松原に流れる四万十川支流の梼原川の激しい水量によって川の流域にさまざまな奇怪な形をした岩が見られる景勝地になっています。

梼原町の松原と言うのは『久保谷セラピーロード』がある集落の事で、松原の山水を利用してできた『八百轟』と言う銘柄のどぶろくなども作られています。

 

久保谷セラピーロードってどんなところ?

久保谷セラピーロードは高知のおすすめ森林浴 高知県高岡郡梼原町松原
高知県高岡郡梼原町の松原には、久保谷セラピーロードと言うところがあります。 その昔、川から田んぼに水を引くために作られたという水路に沿って約3km程の遊歩道が整備されています。何百年と続いた原生林の自然をまるごと体感できる森林セラピーで心も...

 

「八百轟」のどぶろくは梼原町のふるさと納税などでも使われているようなので、どちらかと言えばお酒の銘柄の方が名が通っているかもしれません。

駐車場としては特に見当たりませんが標柱が建てられているあたりが少し広いスペースになっています。

八百とどろは梼原方面から行くと橋の上から見ることができます。

橋の上から見るとこんな感じに見えます。

『八百とどろ』と言う名前の由来がわかるような気がします・・・・。

久木の森山風景林

久木の森山風景林は四万十の水辺八十八カ所めぐり上流の水辺52番になります。

先ほどの八百とどろから国道439号線ではなく松原中津川トンネルの方へ進みます。

車で10分ほど走ると森ケ内と言うバス停になっているところがあります。

ここの三叉路からさらに10分くらい4,5㎞ほど行くと国道からの入り口が少しわかりづらいですが『久木の森山風景林』の案内板があるので右方向へ行く道に入っていきます。

久木の森山風景林ではキャンプも可能

久木の森山風景林では川のすぐそばで川遊びやキャンプができますが、キャンプ場としての炊飯棟などの設備は整ってはいません。

お手洗いと『久木の森の名水』と言う湧水があります。

中津川渓谷沿いには広大な森林が広がりその昔、御留山があった関係で貴重な天然木が植えられています。

もしかしたらヒノキやクヌギの木のそばでカブトムシやクワガタムシなどにも会えるかもしれませんよ。

下津井のめがね橋

下津井のめがね橋は四万十の水辺八十八カ所上流の水辺54番になります。

梼原方面から国道439号線を通って大正方面に行く途中に下津井橋をわたるとめがね橋が見えてきます。正式な名称は『佐川橋』と言います。

 

 

下津井のめがね橋は佐川山から旧 大正町へ間伐材を運ぶためかつて森林鉄道の軌道橋としても利用されていました。

さらに下津井のめがね橋から民家がある歩行へ行くと森林鉄道の軌道跡やトンネルなどを見ることができます。

下流には『津賀ダム』があり、ダムの湖畔に架かる下津井橋の下では毎年6月上旬からホタル観賞ができる遊覧船が運行されています。

ホタル遊覧船の予約「西村旅館」の詳細

ホタル観賞の遊覧船は毎年6月に運行され下津井橋の国道439号線沿いにある「西村旅館」さんから乗船できます。

必ず3日前までの予約が必要で遊覧船での観賞時間は午後7時ころから1時間くらいです。

  • 住所:〒786-0315 高知県高岡郡四万十町下津井322−3
  • 電話:0880-27-5008(西村旅館)
  • 予約:0880-27-5002(下津井平家の里協会)
  • 駐車場:あり(無料)

津賀ダム

四万十の水辺八十八カ所上流の水辺55番は津賀ダムになります。

下津井のめがね橋から国道439号線を大正の道の駅方面に向かいます。

津賀ダムの標柱が建てれているところに御手洗があります。梼原の松原から国道439号線ではお店などもほとんどありませんので、たいへん貴重な場所の1つです。

梼原川を水系とする津賀ダムは1944年に完成しました。

梼原川は四万十川の源流近くから流れるいくつもの川と合流すのでかなり水量がある川です。

重力式コンクリートのダムで銅製のラジアルゲートが10基が備わっています。

普段から川の水量が多いので放水が頻繁に行われています。

冬場でもかなり高い確率で1基か2基くらいの放水が見ることができます。

この堰堤は車で渡ることができますが、民家が何軒かあり道は行き止まりになっています。

渡った先にはヤイロチョウなどが生息している特別保護区の森林になっているので車での進入ができません。

夏になるとヤイロチョウの他にブッポウソウやアカショウビンといった野鳥が大正地区の山々に渡ってきます。

私もブッポウソウやアカショウビンなど何度も見かけましたが野鳥はなかなか写真に収めるのが難しいのでコツが要りますよね。

八百とどろから久木の森山風景林と下津井・津賀ダムまでのアクセス

八百とどろから久木の森山風景林へ行く道順です。

八百とどろから下津井のめがね橋と津賀ダムまで行く道順です。

別ルートで行くアクセス方法

八百とどろから行くとそれぞれ行く道順が違うのがお分かりいただけると思いますが、下津井のめがね橋へは窪川駅から国道381号線を経由して国道439号線からでも行くことができます。

久木の森山風景林も同じく窪川駅から国道381号線を経由して『大奈路』と言う地名の郵便局の手前を右方向に入って行きます。

どちらの道も道幅が大変狭い道路なので、対向車などに十分気をつけて運転しましょうね。