法師ノ越水路
四万十水辺八十八カ所めぐり上流の水辺76番は法師ノ越水路です。
法師ノ越水路は県道19号線の松葉川温泉に行くときに渡る栗の木大橋の山側にあります。
すぐ真横に法師ノ越水路の紹介碑が建てられています。
法師ノ越水路トンネルは、壱斗俵と市生原集落の水田を灌漑するために構築されたものである。明治23年の大洪水で、壱斗俵と市生原の両集落に通じる灌漑用水が破壊された。
そこで、市生原の野村成満は、この自然の猛威を回避するためには、法師ノ越山に水路トンネルを抜く以外に方法はないと考え、農民を説いて資金を募り工事を始めた。
しかし、資金が足りず所有の山林や田畑を売却してこれに当て、難工事の末に完成させたものである。
この水路トンネルは、100年の長きにわたり農地を潤し両集落に多大な恩恵を与えてきたが、老朽化のため、平成10年に改修された。(四万十町のHPより抜粋)
法師ノ越水路とは法師ノ越山の水路トンネルが作られた事に由来しています。
壱斗俵とはここから下流に行った一斗俵沈下橋があるところです。
100年以上も前作られて現在でも農地灌漑用水として利用されているって地域の歴史を感じます。
法師ノ超え水路へのアクセス
- 住所:〒786-0098 高知県高岡郡四万十町上秋丸
大野見の天満宮前キャンプ場から四万十町方面へ約10㎞。
法師ノ越水路とGoogleマップには載っていないので栗の木大橋を目指してください。
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